曳家工事・沈下修正専門会社 我妻組 のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
本記事では前回の記事から引き続き、神奈川県横浜市で実際に起きていた「沈下修正工事から10年未満の住宅」の基礎下に空洞ができていた事例をご紹介します。
今回の地盤隙間充填のケースは以下の通りです。
| 所在地 | 神奈川県横浜市 |
| 物件 | 木造2F住宅 |
| 相談の理由 | 住宅の基礎下に地割れが発生している |
| 工事の理由 | 基礎下に空洞があったため倒壊リスクの軽減 |
| 現地調査 | なし |
| ジャッキポイント | なし |
| 検討期間 | 見積から1ヶ月 |
| 発注理由 | 他の業者ではやってくれなかったため |
| 工法 | 隙間充填 |
| 工期 | 1週間 |
| 付帯 | なし |
前回の記事を読んでいただければ分かりますが、急を要する穴埋め工事です。
床下の地割れと空洞を目視で確認
工務店様のお問い合わせの電話内容から工事費と工期の見積書ができました。最短で施工するために現地調査をせずに契約を締結し、弊社の沈下修正工事職人が現場に入りました。
現場に到着するなり、建物周囲を確認し、配管部分の調査をしました。基礎下の穴埋めではセメントミルクを使って空洞に流し込んで固めるため、ここをチェックしておかないと桝まで埋まってしまい、住宅につながっている配管が機能せずに生活排水に支障をきたしてしまうからです。案の定、空洞の隙間が配管の横にもできていました。このまま工事をすると、ご依頼いただいた工務店様のリフォーム工事にすら支障をきたしかねません。こういった調査は住宅と地盤と工事の知識を持った職人の経験値が必須です。
地盤に亀裂が見つかった床下点検口を開け、地盤の状態をチェックしました。少し掘ってみたところ、空洞が広がっていました。しかも、住宅基礎を支持している杭と束が2本しかありませんでした。点受けしているため、1本でも折れて再沈下していたら、基礎が壊れるか、最悪の場合は建物が崩れるの危険な状態でした。どちらにしても、再沈下する前に見つかって良かったです。
3人体制での空洞穴埋め隙間充填作業
家の中を養生して、資材を持ち込みました。地割れが起きている箇所を全て掘削して隙間を充填していきます。
今回は7㎥以上のセメントミルクが地盤に入りました。それだけの空洞が生活している家の下にあったということです。少し大きな地震が起きていたら大変なことになっていたかもしれません。
セメントミルクが固まったのを確認して、地表の土も埋め戻しして工事を終了しました。
こういった充填工事を行わなかった沈下修正工事の手直しには、当該工事の設計図と施工図(結果報告書及び写真台帳)が不可欠です。ただし、それがあったからと言って隙間充填工事のみを施工してくれる業者は少ないでしょう。他社の手直し工事、特に隙間充填工事はそれだけ難易度が高く、トラブルの元になります。
なお、今回と同じような物件は過去に震災が起きた地域に多くあります。
ご自身の大切な住まいと家財を守るためにも、リフォーム前や物件売買前には今一度、床下や基礎周りの地盤のご確認を!
今回の空洞隙間充填工事費用
| 見積金額 | 約100万円 + 出張費 ※ケースに応じては事前現地調査費用が必要になる場合があります |
(文責:我妻組 代表取締役 我妻敬太)

我妻組 代表取締役社長(三代目)。曳家・沈下修正職人集団を束ねるお客様相談窓口。専門家としてラジオ番組にも出演。二級施工管理技士。





















