東日本大震災の民間震災遺構「阿部長商店 ホテル観洋創業者宅」3階建てビルを80m移動しました。(現場:宮城県気仙沼市)
現場監督は、弘前城工事で「NHKプロフェッショナル〜仕事の流儀〜」に出演した 曳家職人 石川憲太郎 が担当しました。

命のらせん階段とは、東日本大震災で津波による甚大な被害を受けた気仙沼市にある住宅です。この建物の屋上に避難した地域住民30名の命を救いました。その時に使われたのが建物に設置されていた螺旋階段です。この螺旋階段は、1960年に起きたチリ地震津波の教訓から、阿部長商店の創業者が津波避難経路確保のために設置していたもの。東日本大震災から10年。復興による取り壊しを偲んだ方々が「命のらせん階段」と呼び、建物をそのままの形で震災遺構として残すために急ピッチで曳家プロジェクトを発足させ、その動向が全国から注目を浴びました。

「命のらせん階段」曳家(ひきや)プロジェクトについて、詳しくは以下の動画をご覧ください。

「命のらせん階段」曳家(ひきや)プロジェクト

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