曳家工事・沈下修正専門会社 我妻組 のホームページご覧いただき誠にありがとうございます。
今回は不同沈下修正工事の発注から完了までの流れについて、実際にあった内容を元に全4回に渡るシリーズでご紹介させていただきます。

お住まいの家や中古住宅に「ヒビが入っている」「傾いている」と思った方は、リフォームをされる前に参考いただければ幸いです。

なお、不同沈下修正工事とは、地盤に何らかの変化があって沈下や不良になった建物を、基礎から持ち上げて傾きを直す工事です。主に地震の影響によるケースがほとんどで、地下水の汲み上げ等によっても発生することがあります。

今回の一般住宅の不同沈下修正工事のケース概要は以下の通りです。

所在地宮城県仙台市
物件お住まい中の築34年木造2階建て住宅
相談の理由検索で弊社ホームページを見て概算見積を依頼
工事の理由リフォーム検討中に工務店から地盤による建物の歪みを指摘
現地調査1回
沈下状態最大55mm
検討期間相談から1ヶ月半
発注理由工事方法と見積金額に納得
工法耐圧版工法 (ラップル杭工法) ジャッキポイント22ヶ所
工期約1ヶ月
付帯5年補償保険加入

沈下修正の相談のきっかけは住宅リフォーム

今回、施工した不同沈下修正工事のご相談のきっかけは、お住まいの住宅をリフォームをされる際に工務店から建物が歪んでいると指摘されたことでした。長年お住まいの住宅や、中古住宅のリフォームを手がける際にはよくあるケースです。特に、東日本大震災など大地震があった地域には多いと思います。

二階建て住宅の不同沈下修正工事壁のヒビ(宮城県仙台市)

地盤沈下の可能性がある建物の見分け方としては、床をボールが転がる、壁紙に亀裂が入っている、ふすまや引き戸が開きにくい、ドアや窓に隙間があいている、外壁やタイルにひび割れがあるなどがあります。

これらが地盤沈下によって家が傾いて発生しているのであれば、綺麗にリフォームをされたとしてもすぐに同じことが起きてしまう可能性があります。リフォームする工務店としても耐久性の保証ができなくなります。したがって、住宅リフォームをされる際には、地盤が正常かどうか調べておいた方がいいでしょう。また、沈下修正工事をすることで、沈下修正工事・既存住宅地盤補強工事保険に加入することも出来ます。

こういったリフォーム前に地盤沈下を修正して家の傾きを直すケースはよくあります。
今回もそんな住宅リフォームに関わる不同沈下修正工事です。

見積依頼フォームから沈下修正工事の概算見積依頼

2023年夏頃、ホームページを見た施主様よりメールフォームよりお問い合わせをいただきました。
沈下修正するとどのぐらい費用がかかるのかという旨です。

メールフォームからお問い合わせいただくお客様は、不同沈下の修正工事は初めての方が多いです。

我妻組では、概算見積フォームまたはLINEから必要資料と指定箇所の住宅写真をいただければ、無料で概算見積を差し上げております。今回のお客様は建設の知識がある方で、お問い合わせいただいたメールでのやりとりでスムーズでした。一度のメールで資料を提供いただき概算見積をさせていただきました。

この概算見積をご覧いただいてから、現地調査を依頼するかしないかお客様側でご判断していただくことが可能です。今回のケースでは、所在地が弊社の営業所から近いこともあり、現地調査して本見積をいただきたいとの話になりました。

(株)我妻組 仙台営業所の所在地

住所:〒982-0804 宮城県仙台市太白区鈎取4-9-22
電話:022-243-3037

今回の現地調査までのお客様の主な流れ

  1. 沈下修正施工会社を検索
  2. メールフォームからお問い合わせ
  3. 物件の資料・写真の準備
  4. メールで送信(お問い合わせから約2日後)
  5. 概算見積をメールで受け取り(概算見積依頼から約2日後)
  6. メールで現地調査の依頼

現地調査依頼までは全てメールだけで完結しました。
同じ悩みをお持ちの方のご参考になれば幸いです。
次回は、家の傾きを直す工法選定と本見積 についてご紹介します。

最後までお読みいただきありがとうございました。(文・我妻組 代表取締役 我妻敬太