曳家工事・沈下修正専門会社 我妻組のホームページをご覧いただきありがとうございます。
本記事では、弊社で沈下修正工事を行った住宅が数年後に再沈下したケースと、その後の対応についてご紹介します。
沈下修正工事の業界では、こうした事例は決して多くはありませんが、地盤や周辺環境の影響により再沈下が発生する可能性はゼロではありません。
しかし実際には、このようなケースが公開されることは少なく、補償問題でトラブルになる例もあるのが現実です。
我妻組では、施工後の対応も含めてお客様に安心していただくため、実際の事例を正直に公開しています。
沈下修正工事を検討されている方の参考になれば幸いです。
今回のご相談と施工内容
| 所在地 | 千葉県市川市 |
| 物件 | 木造2階建て住宅 |
| 相談の理由 | 約4〜5年前に不同沈下修正工事を実施 再沈下の可能性があるとの連絡 |
| 工事の理由 | 現地調査の結果、再沈下が確認されたため保証対応で再施工 |
| 現地調査 | 1回 |
| 沈下状態 | 最大沈下20mm(沈下勾配4/1000) |
| ジャッキポイント | 予定8箇所 実施6箇所 |
| 工法 | 耐圧版工法 |
| 発注理由 | 条件付きで合意 |
| 工期 | 2週間 |
| 付帯 | 5年保証 |
施工後数年してからのご相談
昨年8月末、約4〜5年前に工事を行った施主様のご家族からご連絡をいただきました。
「施工後は車が通るときの揺れがなくなり、効果を実感していました。
ただ、最近また傾いている気がするので、一度見てもらえないでしょうか。」
沈下修正工事では、体感できるほど改善するケースが多いため、
再び違和感を感じた場合には早めの確認が重要です。
電話で状況を聞き取りしたうえで、
「許容範囲の変化なのか、それとも再沈下なのか」
事実確認を行うため、数日後に現地調査を行いました。
現地調査で最大20mmの沈下を確認

9月3日、現地でレベル測定を行った結果、最大で約20mmの沈下が確認されました。
さらに原因調査を進めると、施工当時から懸念していた古い配管周辺の地盤に異常が見つかりました。
配管周辺の土壌に空洞があり、
配管から漏れた水が長い時間をかけて基礎下の土を流した形跡が確認されたのです。
このような現象は、
- 砂地の地盤
- 古い住宅の配管劣化
などが重なると、まれに発生する不同沈下の原因の一つです。
当時懸念していたリスクが、数年かけて顕在化した可能性があると判断しました。
保険保証の適用が難しい可能性
今回の住宅は、沈下修正工事の10年保証に加入していました。
しかし、沈下修正工事の第三者補償は
- 工事に過失があった場合
- 施工不良が原因の場合
に限って適用されます。今回のケースは、
- 古い配管の劣化
- 地盤の流出
が原因である可能性があり、自然沈下とは言い切れない状況でした。
もし配管劣化が原因と判断された場合、
- 施工ミスではない
- 新たな原因による沈下
となり、保険補償の対象外になる可能性がありました。
我妻組の判断|自社保証で再施工
9月4日、施主様と協議を行いました。その結果、
配管を新しく修理していただくことを条件に、
弊社の判断で再度沈下修正工事を行うことを提案しました。
理由は2つあります。
- 万が一、弊社施工が原因の可能性も完全には否定できない
- 傾いた住宅のままお待たせするべきではない
- 傾斜部分が一部で比較的容易な施工である
一般的には、過失が明らかではない場合は補償対象外になりますが、
施工会社としてお客様の安心を最優先に判断しました。
再工事の実施
今回は傾きが比較的軽微だったため、
- 作業員2名体制
- 約2週間の工期
で再工事を行いました。工事期間中も、
- 在宅のまま生活可能
- 日常生活への支障なし
で施工が完了しました。
施工後の状態

再施工後、建物は水平状態へ復旧しました。現在も問題なく生活されており、施主様にも安心していただいています。
沈下修正工事で大切な「保証体制」
今回のような再沈下は、沈下修正工事の業界でもごく稀に発生するケースです。
そのため、沈下修正工事を依頼する際には
- 第三者保証
- 自社保証
- 施工後の対応
を確認することが非常に重要です。我妻組では
- 確かな施工技術
- 第三者保証への加入
- 誠実なアフター対応
を大切にしています。
沈下修正工事は、工事後の安心も含めて完成するものです。
不同沈下・住宅の傾きでお困りの方へ
住宅の傾きや地盤沈下は、放置すると状況が悪化する可能性があります。
- 家が傾いている気がする
- 床の違和感がある
- 過去に修正したが再発したかもしれない
このような場合は、早めの確認をおすすめします。
我妻組では、沈下修正工事の調査・ご相談を随時受け付けています。
お気軽にお問い合わせください。

我妻組 代表取締役社長(三代目)。曳家・沈下修正職人集団を束ねるお客様相談窓口。専門家としてラジオ番組にも出演。二級施工管理技士。











