曳家工事・沈下修正専門会社 我妻組 のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
本記事では、能登半島地震傾いた家を水平に戻す沈下修正工事の事例をご紹介します。ジャッキアップ前の工事については 施工前・地盤補強編 で紹介しています。

今回の住宅のケースは以下の通りです。

所在地石川県羽咋市
物件木造2F住宅
相談の理由能登半島地震による液状化現象で家が傾いた
工事の理由生活が困難なため市の補助金を使って家を水平にしたい
現地調査専門業者が実施
ジャッキポイント予定14箇所 実施15箇所
地盤補強予定14箇所 実施18箇所
薬液注入量予定9600リットル 実施6800リットル
工法ダブルロック工法(薬液注入工法 及び 耐圧版工法)
工期2週間
付帯なし

ジャッキで家を持ち上げる

当社では油圧式同調ポンプを使って少しずつ家を持ち上げていきます。そのためのジャッキを調整台の下にセットしていきます。床下に潜り込んでセットしました。

家の周りのにもホースを合わせてポイントにジャッキをセットしていきます。15箇所にセットして同調ポンプを動かして、家が持ち上がっていきます。

家が水平まで戻ったことを確認
ジャッキを外して隙間の確認

家が水平になって傾きがなくなったのを確認したら、調整台の高さを伸ばしてジャッキを外していきます。この間、写真の調整台が地盤の間で家を支えている状態です。

忘れてはいけないのが次の隙間充填作業です。沈下修正工事では、地盤沈下によって傾いた家を持ち上げることで水平に戻していきます。したがって、沈んだ地盤から持ち上げた分、家の下には隙間が生まれることになります。以下の写真がその隙間です。

この隙間を調整台や支柱だけで数十年、家の重さを支え切るのは非常に困難です。この隙間を埋め戻して、家の基礎が地盤と接している状態に戻して沈下修正工事が完了します。埋め戻す際に配管に薬液が流れ込んでしまわないようにしっかり蓋をしておきます。

なお、この作業を工事見積書に入れていない沈下修正業者もあります。大規模地震による広域の地盤沈下による沈下修正工事では発注時に注意が必要です。詳しくはこちらの記事をお読みください。

隙間充填による基礎下埋め戻し
施工後の家の傾斜レベル

セメントを特殊な分量でまぜて、土と同じ重量かつ水のように流れ込むように調合して隙間に流し込んでいきます。数日で固まって、基礎下と地盤が面で接して家の支えるようになります。今回の沈下修正工事では6800リットル分が隙間に流れ混みました。

再度、床下に潜って家を支えている束を追加して床下も調整していきます。

最後に施工後の傾斜レベルを測り、数値を取っていきます。工事完了を依頼主と施主様の立ち合いのもとで報告します。

沈下修正工事施工後レベル(石川県羽咋市)

掘削した土を戻して、家の周りは施工前と変わらない状態ですが家の傾きはなくなりました。
工事の記事については、施工前・地盤補強編 もご覧ください。

なお、石川県羽咋市での工事は、来年より長期にわたって従事することが決定しました。工事期間を含めて、長期間、職人たちが羽咋市に常駐します。地盤沈下や液状化による家の傾きについてお困りの方がいらっしゃいましたらお気軽にお問合せください。