曳家工事・沈下修正専門会社 我妻組 のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
本記事では、神奈川県横浜市で実際に起きていた「沈下修正工事から10年未満の住宅」の基礎下に空洞ができていた事例をご紹介します。
今回の地盤隙間充填のケースは以下の通りです。
| 所在地 | 神奈川県横浜市 |
| 物件 | 木造2F住宅 |
| 相談の理由 | 住宅の基礎下に地割れが発生している |
| 工事の理由 | 基礎下に空洞があったため倒壊リスクの軽減 |
| 現地調査 | なし |
| ジャッキポイント | なし |
| 検討期間 | 見積から1ヶ月 |
| 発注理由 | 他の業者ではやってくれなかったため |
| 工法 | 隙間充填 |
| 工期 | 1週間 |
| 付帯 | なし |
沈下修正工事から10年に満たない住宅
床下点検口を開けたら…地割れがあった
神奈川県横浜市にある工務店様から連絡がありました。沈下修正工事をしたことがある物件の基礎下の地盤に地割れが発生しているとのことでした。

電話でいくつかの質問をお答えいただき、何が起きているのか弊社ではすぐに判断できました。沈下修正工事を施工した業者が、地盤にできた隙間を埋める充填作業をやらなかったことで、地盤表面の土が沈下したことで基礎下に空洞ができてしまったのです。
その工務店様は隙間充填工事を他社に依頼したところ、施工を断られたため弊社へ問い合わせをしたとのことです。
お問い合わせくださった工務店様が断られた理由は以下のようなことが考えられます。
<隙間充填工事を業者が断りたい理由>
- 少額工事の割にリスクが大きすぎるため、補償できない工事である。
- 状況が分からないため、一般的な沈下修正工事の技術だけでは判断できない。
- 隙間充填時に配管等に流れ込んでしまうと、依頼以外の工事まで対応しなければならない可能性がある。
- 沈下修正工事業者はどこも人手不足で忙しい。
- そもそも隙間充填工事だけをやっている業者はない。
実は、同様のお問い合わせや施工依頼は近年多くなっています。そもそも空中に浮いているような物件は建築基準法では想定はされておらず、建設業界の標準仕様書は沈下修正工事にはありません。新築時には無かった空洞が基礎下にできれば、建物自体の耐震性も耐用年数も絵空事です。リフォームしたところでその住宅にいつまで住むことができるのか…。

このような事態にならないためには、傾いた家を直す沈下修正工事を依頼する際には、建物と地盤の状態を考慮して施工してくれる沈下修正業者を最初から選ばないといけません。施主様も元請けになる工務店様も。
同様のケースを起こさないためにも隙間充填の重要性についての記事も合わせてご覧ください。
→家の傾き修正工事費用が安い?沈下修正工事業者の見積時の隠れた落とし穴を回避する方法
長年、沈下修正工事を専門で行なっている業者として見るに絶えません。地盤から住宅を持ち上げて沈下修正工事を行う業者ならびにそれを施主様から請け負う工務店様には、沈下修正工事時は隙間充填までを行う十分な工事をされるようお願いしたいです。また、同業者として、これらをあたかもオプションのようにして工事を請け負う沈下修正業者様には、元請けの工務店様と施主様に対してリスクを説明の上で受注していただきたいと切に思います。
今回のお問い合わせで、工務店様が困っておりましたので、弊社にて最短工期で施工をさせていただきました。
次回の記事では、同一物件の施工の事例をお届けします。
(文責:我妻組 代表取締役 我妻敬太)

我妻組 代表取締役社長(三代目)。曳家・沈下修正職人集団を束ねるお客様相談窓口。専門家としてラジオ番組にも出演。二級施工管理技士。

